札幌西署地域課の男性警部補(58)が六月、公務中に札幌市西区の四十代の女性宅を訪れ、女性に抱きついた問題で、道警監察官室は十日、警部補と女性の示談金額が三百万円だったことを明らかにした。また、警部補が女性に抱きついた行為について、「強制わいせつには当たらないが、適切だったか吟味をしたい」と話し、女性や警部補から事情を聴くなど調査する考えを示した。
監察官室によると、女性に抱きついた行為について、警部補は「女性が以前から悩んでいる様子だったので安心させるために抱擁した」としている。これに対し、女性は監察官室に「いきなり抱きつかれた」と話しているといい、言い分が食い違っている。女性が抵抗したかなど詳細は「調査中」としている。
さらに、警部補は「抱擁は女性を落ち着かせるために、正面から背中に手を回し、体が触れる程度だった。わいせつ目的で体を触っていない」とも話しているという。
警部補は抱きつき行為の翌日の六月十八日、勤務明けに現金十五万円を持参して女性宅を訪問。警部補は現金を持参した理由について、「問題にされては困ると思ったので、十五万円を渡した」と話している。この点についても、女性は「この時に金銭はもらっていない」と、主張は対立しているという。
警部補は問題について、女性が道警に相談して発覚するまで、上司に報告していなかった。
警部補の一連の行動に関して、監察官室も警部補と同様に抱きつきについては認めたが、「職務の一環であり性的な目的はなかった」との見解を示している。
だが、職務としながら三百万円もの示談金を支払った理由については「当事者間の話なので、詳しい内容は関知していない」とし、示談の条件に被害届を出さないなどの記載があったことも明らかにしなかった。
(北海道新聞より引用)
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