2008年1月23日水曜日

創業80周年 帯広の老舗印章店・高田東洋堂 コンサートなど催し計画

帯広の老舗印章店「高田東洋堂」が八月、創業八十周年を迎える。三代目社長の高田浩司さん(47)は「地元企業では数少ない八十年の節目を迎えられる」と、記念イベントなどを計画している。
 同社は初代店主の故高田直明さんが、東京、札幌などで印章彫刻の修行後、一九二八年(昭和三年)に市内大通南一一で開業した。五年後に現在は支店になった西二南一○に移り、二代目で現会長の浩さん(77)が印刷業に本格進出した時期の八五年、西五南一二に新社屋(現在の本社)を建てた。
 帯広の老舗に関する行政や商工会議所などの正式調査はないが、浩司さんが調べた範囲では、創業八十年を超えた会社は建設や小売り、飲食などで十社に満たない程度だったという。
 高田東洋堂はゴム印製作の機械化や印刷部門の強化、印章彫刻作業のロボット化など、三代にわたり技術や営業を時代の変化に合わせて工夫し、のれんを守った。
 浩司さんは「わたしも家業を継いで二十数年が過ぎ、初代からお世話になった地元に恩返しを」と、この春以降いくつかの記念行事を開く考えだ。落語好きなことから若手の人気落語家を東京から招いたり、音楽業界にいる学生時代の友人の協力でロックコンサートを開く計画という。
 また、実印の正しい使い方などのオリジナル豆本「正しい印鑑の知識」を無料配布しようと、浩会長とともに原稿執筆を始めている。イベントと合わせ、狙いは「暮らしの中での印鑑の大切さを、若い世代に認識してもらう」こと。浩司さんは「若干の入場料はいただきますが、会社の赤字覚悟で皆さんが驚くようなことをしたい」と張り切っている。

(北海道新聞より引用)

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